フィット4WDの低燃費と安心!ヴェゼルはどう?
目次
雪国の方々待望の4WD仕様フィット・ハイブリッドが登場です!
低燃費なフィットに4WDが合わされば、最強ですよね。
でも、積雪が多いと、クルマの地上高も気になりますよね?
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そして、そんな方々は、フィットベースの小型SUV「ヴェゼル」と迷っちゃうのではないでしょうか。
今回は、フィットとヴェゼルを徹底比較しちゃいます!
4WDよりも注目のSH-AWD
まず、クルマのカタログを開くと、FFか4WDの2タイプが多々書いてありますよね。
ご存知の通り、4WDは4つのタイヤが駆動するので、雪道などの悪路で活躍しますよね。
特に4WDは、積雪からの脱出で重宝します。
そして、フィットとヴェゼルの両車種とも4WD仕様がありますが、道路とクルマの腹の隙間(地上高)って重要ですよね。
ちなみに、それぞれの4WD仕様の地上高は、
- フィット・ハイブリッド・・・15 cm
- ヴェゼル・ハイブリッド・・・17 cm
なんですよ。
ヴェゼルは 20 cm くらい欲しいなって、個人的には思いますが、小型SUVですしね。しょうがないです。
ところで、4WDを超える注目の駆動システムがあるんですよ。
しかも、ハイブリッドで!!
まず、ホンダの新型ハイブリッド・シリーズには、Sport Hybrid の冠が付いた、
- 1モーター式:i-DCD(Intelligent Dual Clutch Drive)
- 2モーター式:i-MMD(Intelligent Multi Mode Drive)
- 3モーター式:SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)
の3タイプがあります。
i-DCDは我らが愛するフィットに搭載、i-MMDはアコード・ハイブリッドに搭載されてます。
(i-DCDやi-MMDについてはコチラもご覧ください->新型フィット誕生!独創的なハイブリッド!価格は?、リコール騒動のフィット3!ホンダの対応をみる!)
で、SH-AWDってモーターが3つも搭載されている驚きのハイブリッド・システムなんですよ!!
聞き慣れない言葉ですが、このシステムには、「トルク・ベクタリング装置」という四輪すべての駆動力を自由自在に制御できる機能が実装されています。
このトルク・ベクタリングによって、ハンドリング性能が飛躍的に向上するようです。
Sport Hybrid SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive) という凄い名前が示す通り、スーパー・ハンドリングですからね。(トルク・ベクタリングについては、後述します^^)
そして、SH-AWDシステム搭載の車種と言えば、新型レジェンドと新型NSX ですよね。
この3モーター式の贅沢システムは、高級車専用です。
ちなみに、レジェンドの場合は、前輪にモーターが1基、後輪にモーターが2基、搭載されています。
一方、NSXは、前輪にモーターが2基、後輪にモーターが1基、搭載されるようです。
話が逸れちゃいましたが、3モーター式のハイブリッド・システムって、夢とロマン、そして、ワクワクでいっぱいですよね。
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フィットFFとフィット4WDの燃費差
さて、フィットには、FFと4WDの2つの仕様があります。
HYBRID パッケージでのスペックの違いを下の表にまとめてみます。
駆動方式 | FF | 4WD |
最低地上高 | 0.135 m | 0.150 m |
車両重量 | 1,080 kg | 1,170 kg |
燃費(JC08モード) | 36.4 km/L | 29.0 km/L |
やはり、FFと4WDでは、4WDの方がちゃんと最低地上高が高いですよね。
ただし、車両重量が 90 kg も4WDの方が重たくなっちゃってますが。。。
で、4WDの燃費は 30 km/L を割ってますが、やはり、i-DCDの底力、29.0 km/L という低燃費を叩き出しています。
ところで、4WDには3つのタイプがあるんですよね。
- フルタイム•••常に4輪で駆動
- パートタイム•••ドライバーの意思で2WDと4WDを スイッチ or レバー で切り替え
- リアルタイム•••車両の状況に応じて、自動的に2WDと4WDを切り替え
で、4WD仕様のフィット・ハイブリッドは、リアルタイム方式です。
ここで、リアルタイム方式では、どういった状況で4WDに切り替わるかと言いますと、
- 発進や加速時(パワープラントの出力に応じて後輪トルクを制御)
- 登り坂(坂道の斜度に応じて、後輪へのトルク配分を調整)
- 滑りやすい路面や悪路(前輪の空転を検知した時に、4WDモードへ移行)
といった具合です。
ちなみに、ホンダ初の4WD仕様のハイブリッドって、フィットじゃなくてヴェゼルなんですよね。
しかも、ヴェゼル専用のチューニングが施してあるようです。
コーナー旋回時のリアのトルク配分を強く設定するヴェゼル専用セッティングとすることで、
コーナリングの爽快感を高めました。引用元:ホンダの説明HP
このヴェゼル専用セッティングの動作イメージは、
- コーナー進入時は、FF走行でトレース性を確保(コースアウトの元となるアンダーステアを抑制)
- コーナー脱出・加速時は、路面の状態やアクセル開度に応じたトルクを後輪へ配分
といった具合で、コーナーからの脱出や加速時は、弱加速と強加速の2つのモードがあります。
弱加速は安心感を重視、強加速は軽快感を重視したセッティングのようです。
ヴェゼルも低燃費で優秀
ところで、ヴェゼルって小型SUVという大人気市場を制覇するために、ホンダが満を持して投入した気合い入れまくりの新型SUVなんですよね。
上でも書きました通り、ホンダ初の4WD仕様のハイブリッド・タイプも出していますし。
ここで、4WD仕様のヴェゼル・ハイブリッドについてまとめてみますと、
最低地上高 | 17 cm |
車両重量 | 1,350 kg |
乗車定員 | 5 人 |
荷室容量 | 393 L |
燃費 | 23.2 km/L |
ゆとりある荷室容量ですよね。
しかも、荷室の開口部の地上高は、65 cm と使いやすい低さです。
で、気になる燃費はと言いますと、4WD仕様のフィット・ハイブリッドが 29.0 km/L なのに対して、4WD仕様のヴェゼル・ハイブリッドは 23.2 km/L です。
ヴェゼルさん、なかなかやりますね!!
フィットにトルク・ベクタリングを!
さて、上でも取り上げましたが、レジェンドやNSXに搭載される「Sport Hybrid SH-AWD システム」をフィットやヴェゼルに搭載したら、と妄想してしまいます(笑)
なぜなら、フィットやヴェゼルに搭載されている、i-DCDシステムの後輪にモーターを2基付けちゃえば、SH-AWDになっちゃいますからね!!
制御仕様とか部品のレイアウトとか、全面見直しで一筋縄ではいきませんが(笑)
しかも、コストも大幅増で、価格もドカンと跳ね上がりますし(笑)
で、先にも話題にしましたが、トルク・ベクタリングについてちょっと説明してみます。
まず、トルク・ベクタリングとは、
クルマの左右駆動輪に伝達する駆動力の配分を積極的にコントロールする制御機構の事。
です。
つまり、クルマの状況に適した左右輪のトルク配分にしてあげることで、安定した走りを実現するのです(オーバーステア、アンダーステアの抑制)。
例えば、新型レジェンドの場合ですとコーナーリングの際に、内側の後輪に抵抗を掛け、外側の後輪を駆動させます。
こうすることによって、急なカーブであっても、タイヤが路面に吸い付くような感覚になるそうです。
そして、カーブを曲がりやすくするサポートをするようです。
そして、ホンダのシステムの場合、内側のタイヤで回生して発電しながら、その発電した電気エネルギーを外側のタイヤの駆動力に使っています。
カッコいいですよね!!
このトルク・ベクタリング効果によって、クルマが曲がる限界性能を引き上げているのです。
トルク・ベクタリングについては、「Motor Fan illustrated 100th anniversary」 で詳しく取り上げられていますので、是非、手に取って読んでみてはいかがでしょうか??
ちなみに、ホンダだけじゃなくて、トヨタ、日産、三菱、BMWなども、トルク・ベクタリング装置を市場に出しています。
トルク・ベクタリングは注目の技術なのです!!
NSXに負けも劣らず、フィットRSの試乗もオススメですよ->
価格やニーズを無視して、フィットやヴェゼルをSH-AWD仕様にしたら、面白そうですよね。
低燃費とユーティリティを兼ね備え、さらに楽しいハンドリングが追加された、夢のドリーム・カーの誕生ですよね(笑)
どっちが良い?フィットとヴェゼル
ここまで、フィットとヴェゼルについて述べてきましたが、どちらも凄く魅力的なクルマですよね。
現在の私のクルマはフィットですが、実はヴェゼル・ハイブリッドが気になっているんですよね(笑)
燃費や荷室がどうとか、2WDか4WDかとか、そういった観点ではなくて、デザインに惚れています。
煌びやかなデザインといいましょうか、宝石のように美しいフォルムですよね。
雪国にお住まいでしたら、このダイヤのように美しくて力強いヴェゼルがおススメですよ!!
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