なぜ新型フィットシャトルは低燃費なのか?ホンダ根性!
目次
驚きの低燃費を誇るホンダの新型フィットシャトル。
小型ステーションワゴンとは言え、フィットよりも大きいサイズなのに同じくらいの燃費。
ここまでのクルマに仕上がったのには、やはり、理由があります。
「ホンダの根性と努力」と、一言で言えばそうかもしれません。
今回は、そんな大注目のフィットシャトルの燃費の秘密に迫ります!
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燃費が優秀なフィットシャトル
フィットシャトルって、フィットのボディを後ろに引き延ばして大きくしたクルマですよね。
(本来だったら、フィットの冠が取れて、シャトルが正式名称ですがフィットシャトルがシックリ来ます笑)
そして、荷室の容量がハンパなくデカくなり、遠出の旅も車中泊も余裕のステーションワゴン。
ステーションワゴンとしては、小型な方に分類されますが^^
荷室がどれだけ進化したかを定量的に言うと、先代のフィットシャトルと比べて、
517L ⇒ 570Lと、53Lも大きく
なったんですよ!!
5名乗車したときに570Lものラゲッジスペースがあるのですが、
2名乗車時では、1,140Lという驚異的な広さ
です。
それにも関わらず、燃費性能が向上しているという。。。
具体的には、先代のフィットシャトルと比べて、
- ハイブリッドでは、26.2km/L⇒34.0km/Lへ(+7.8km/L)。
- ガソリンでは、18.8km/L⇒21.8km/Lへ(+3.0km/L)。
どちらもJC08モードですが、とてつもなく成長していますよね^^
そして、燃費だけでなく、最高出力もトルクもパワーアップしてますからね。
技術の進歩には目を見張るモノがあります。
ですが、ここまでの成長ぶりを実現するために、ホンダがかなり頑張ったワケですよね。
今回は、フィットシャトルの魅力をおさらいしつつ、
この驚異的な燃費を実現した秘密
に迫ろうと思います!!
そして、私が大好きなワゴン車「アコードツアラー」についても触れちゃいますよ^^
というより、フィットシャトルのエクステリアデザインがアコードツアラーだったらなぁ、と思う今日この頃です(笑)
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低燃費×上品さ×乗り心地=フィットシャトル
まずは、フィットシャトルの特長をおさらいしたいと思います。
ハイブリッドタイプもガソリンタイプも低燃費であることは、言うまでもないですよね^^
そして、フィットベースのi-DCDシステムということもあって、
ハイブリッドは低燃費で走りも楽しいクルマ
です。
一方で、フィットシャトルの位置付けは、ハイグレードなクルマです。
なので、
エクステリアもインテリアも高級志向
で、上品さが伝わってきます。
低燃費であって、且つ、上品。
この2つのポイントに加えて、車内の快適な静粛性と乗り心地がフィットシャトルのウリです^^
つまり、低燃費×上品さ×乗り心地=フィットシャトルという方程式です♪
荷室が巨大で友達みんなで遠出をしっかり満喫できるようにと、乗員が長時間リラックスできる作りになっています。
私個人の意見としては、この静粛性を成立させるのがフィットシャトルの開発で一番苦労した点なのではないかと思っています。
なぜなら、暗騒音があるからです。
そもそも、暗騒音(あんそうおん)ってご存知でしょうか??
簡単に言うと、暗騒音は、別の騒音にかき消されている騒音です。
例えば、エンジンの音が耳障りだったとします。
この場合、クルマの静粛性を向上させるために、エンジンの音を遮音する努力をしますよね。
そして、やっとこさエンジンの音を静かにできた途端に、トランスミッションからの異音が目立ち始める。
といった様に、隠れて目立っていなかった騒音がヒョッコリ顔を出してしまうケースです。
様々な暗騒音が消しては出て、消しては出て・・・が続いてしまって苦しくなるワケです。
新型のフィットシャトルはかなり静かなので、この暗騒音に大変苦労しただろうなと思います。
車内の静粛レベルを上げるのに成功したが、エンジンやミッションから微かに出ていた騒音が目立ち始め、それをさらに押さえ込むのが大変だったろうに、と思います。
ちなみに、フィットシャトルのフロントガラスには、3層フィルムタイプの遮音ガラスが採用されています。
これは、静粛性能をガッツリ向上させるためです^^
さらに、走行中の風切り音ってけっこう気になりますよね。
特に、静かなクルマだと、風切り音が目立ってきます。
そこで、新型フィットシャトルでは、ボンネット-Aピラー間の空力性能を工夫して、風切り音を小さくしています。
加えて、この空力特性の効果は風切り音だけでなく、燃費にも貢献しているそうですよ^^
かなりの低燃費!フィットシャトルのガソリンタイプ!
フィットシャトルのガソリンタイプとハイブリッドタイプに分けて、燃費について書いていこうと思いますが、まずは、ガソリンタイプからです。
上の方でも書きましたが、ガソリンタイプは、以前のフィットシャトルよりも燃費が3km/Lもアップしているんですよね。
(18.8km/Lから21.8km/Lに。)
これを実現するに至った大きな改良ポイントが2点あって、
- 回生充電機能の強化
- 補機ベルトの抵抗を軽減
なのです。
それぞれについて詳しく見ていきますね^^
まず、回生充電機能の強化ですが、これはハイブリッドシステムの回生充電とは若干違いますよ。
ハイブリッドシステムでは、ブレーキ中はタイヤの転がる力を利用してモーターを回転させて発電させますよね。
ガソリンタイプでもコレと似たような感じなのですが、ちょっと違います。
簡単に言うと、ハイブリッドでは駆動用モーターに回生充電の役割を担当させています。
一方、普通のガソリン車でも12Vバッテリーをエンジンの回転で充電していますが、このときに回しているヤツがオルタネーターです。
オルタネーターは、交流電流を発電してくれるヤツです。
フィットシャトルのガソリンタイプでは、このオルタネーターをブレーキ中に回生エネルギーで回転させて、充電しています。
その他の多くのガソリン車でも、同様なことを行っています。
で、新型フィットシャトルは、この回生時の電流量を約20%増大させて、フル充電をより高速にできるように改良したようです。
つまり、その分、ガソリン消費によるエンジンのエネルギーを使わず、ブレーキ時のエネルギーを上手く使えます。
また、2つ目の補機ベルトについてですが、補機ベルトはエンジンのクランクから動力をもらっています。
そして、補機ベルトはその動力によって、補機(オルタネーターやエアコン、ポンプなど)を回します。
フィットシャトルでは、この補機ベルトの張力を30%も小さくして、エンジンに掛かる抵抗を低減しています。
コレは燃費にかなり有利ですよね^^
これらの2点の大きな改良によって、フィットシャトルのガソリンタイプは燃費を3km/Lも向上させたんですよね。
ちなみに、先代と同じ1.5Lで、出力を9kWほど高めちゃっています♪
アコードツアラー、ホンダ再販して!
続いて、ハイブリッドタイプの方に入りたいのですが、ちょっと脱線します^^
突然ですが、何を隠そう、私が大好きなホンダのワゴン車って「アコードツアラー」なのです。
コチラのクルマです^^
このワゴン車、ホントにカッチョイイです(笑)
そして、この素敵なコバルトブルー。
最強ですっ!!
いやぁ~、このデザインが大好きでして^^
ついつい、紹介しちゃいました。
このアコードツアラーは、2008年の12月に登場したのですが、悲しいことに2013年の3月を持って生産終了となってしまいました。
フィットシャトルのように大きなラゲッジスペースとこのダイナミックなデザイン。
大好きなホンダのワゴン車でした^^
そして、アコードツアラーのパッケージは2つあって、
- 20TL(2.0L i-VTEC)
- Type-S(2.4L DOHC i-VTEC)
となかなか素敵なエンジンが搭載されているという。
4WD車が意外と用意されていなかったのですが、5速のステップATのトランスミッションで、私はコレが気に入っています。
やはり、ステップ型のミッションの方がダイレクト感があって、運転が楽しめますからね^^
個人的な意見ですが、フィットシャトルのデザインってフィットっぽいんですよね、やはり。
フィットの冠が取れたとは言え、ベース車両はフィットですから。
なので、アコードツアラーのエクステリアデザインで、新型シャトルが出たらもっと人気が出たと思いますよ。
車格的には、ハイブリッドシステムがi-DCDよりはi-MMDになりそうですが。
ただ、現行のセダンタイプのアコードハイブリッドの派生でアコードツアラーHEVが出てくると面白そうですよね♪
コチラが現行のアコードハイブリッド。
このクルマをワゴンタイプにすると、なかなかカッコ良さそうですよね^^
i-MMDの力強いモーター加速は、アコードツアラーみたいなワゴン車に凄く似合っていると思います。
「ギュンッ」って一気に加速しますからね^^
ホンダが本気でハイブリッドをチューニング
最後に、フィットシャトルのハイブリッドタイプについてです^^
先代のフィットシャトルのハイブリッドシステムがIMAでしたが、新型フィットシャトルではi-DCD。
やはり、i-DCDの性能はヤバイです^^
燃費が26.2km/Lから34.0km/Lにグーンとパワーアップしてます。
走り自体もFUNが追求されていて、パワフルですしね^^
ですが、フィットハイブリッドの走りとは、けっこうかけ離れていますよ。
システム的には、エンジンやミッション、モーターはフィットと同等のモノが使われています。
エンジンやモーターの出力、ミッションのギア比などのスペックも同じです。
ですが、荷室を大きく広げた分、フィットシャトルでは車重がアップしており、それに応じてサスペンションを専用に設計し直したそうです。
そもそも、フィットとは違い、「ロングツーリングでも乗客が疲れない上質な走りの実現」がフィットシャトルの使命ですから、サスペンションの設計が最重要なのです。
さらに、上質な走りを極限まで高めるために、ホンダはフィットシャトルのi-DCDシステムの制御データを本気でチューニングし直したそうです。
(ガソリンタイプの制御も、ハイブリッドに劣らず再チューンしたようです^^)
特に、走行に応じたギヤの選び方の最適化に力を入れたとのことです。
なんと、何千kmもの実験走行を重ねることで、今回の低燃費で上品な走りに昇華させたようです。
ホンダ、気合い入ってますよね^^
さすがですっ!!
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