ホンダは不正なし?フィット・ハイブリッドの燃費の実際!三菱とスズキは騒動!
目次
燃費のデータ不正改ざん?で揺れる三菱とスズキ。
フィットのハイブリッドと言えば、ホンダの看板車種!
低燃費と広い車室を両立した車。
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そして、このご時世、実際の燃費が気になります。
でも、「カタログ値と実際の燃費は違う」というよくあるお話。
他社での燃費の不正測定が話題ですが、今回はフィットの実燃費について見ていきます。
ハイブリッド登場でJC08モードの燃費
まず、他社の燃費の不正問題も気になりますが、誰もが気になるカタログ燃費と実燃費の違い。
※次の小見出しで、燃費問題に触れています。
このトピックは昔からずっとある、たくさんのユーザーの鉄板的な疑問ですよね。
例えば、こちらの実燃費計測動画のように。
⇒参考動画
で、車のカタログなどを開くと、燃費の近くに
「JC08モード」とか「10・15モード」
って書かれてますよね。
ここで、
- 2つのモードの違いって何??
- どっちを信じればいいの??
って思いますよね。
簡単に言うと、JC08モードが新方式、10・15モードが従来方式です。
そして、JC08モードの方が、
実燃費に近くなるような燃費の計測方法
を採用しています。
そもそも、10・15モードでの燃費と実際の燃費とで大きな差があったため、JC08モードが考案されました。
JC08モードでは、計測時間や車速の設定が見直されたようですね。
特に、ハイブリッド車が世の中を席巻し始めたことで、ユーザーの燃費に対する目がキツくなりました。
そういった経緯もあって、実際の燃費とより近しいカタログ燃費となるように、JC08モードが考案されたのは必然と言えるでしょう。
とはいっても、JC08モードの燃費でも実燃費との差はけっこうあって、
平均でカタログ値の2割ほど悪い
そうです。
ちなみに、私の愛車のフィットRS(6MT)のカタログ値は19.0 km/Lで、実燃費は15.5 km/Lです。
実際の燃費がカタログ値の2割ほど悪くのなるのは、あながち間違いではなさそう??
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今のところ、ホンダは燃費で不正なし?
日産の指摘で発覚した、
三菱自動車の燃費不正問題
どうやら、燃費性能の目標を達することができず、不正に走ってしまったようですね。
三菱自動車は、今回の燃費不正を機に日産自動車から2000億円ほどの援助を受け、今後の両社は二人三脚で頑張っていくことになります。
とは言っても、燃費が不正な状態で買ったユーザーはどうなるのだろうか・・・
加えて、三菱に続いて、
スズキも謝罪会見を行う事態に・・・
事の発端は2010年からで、不正測定?測定誤差?に関係する台数は210万台近く。
しかしっ!!
スズキの場合は、カタログ値よりも良い実燃費が出てしまうことも(笑)
こうなったら、逆に嬉しいですよね^^
ある意味、不正計測ではありますが。
とはいっても、公表している燃費データとの差異は小さく、今後も現状の燃費性能で表記していくようです。
そして、スズキの場合は、テスト環境的に正確な燃費計測ができなかったことが、今回の謝罪の原因のようです。
コースでの風が非常に強かったりすると、燃費をテストするのは難しいですよね。
まぁ、カタログ値と実燃費の乖離は、もともとありますし。
で、スズキの該当車種は、
- アルト、アルト・ラパン
- ワゴンR
- ハスラー
- スペーシア
- エブリィ
- キャリー
- ジムニー、ジムニーシエラ
- ソリオ
- イグニス
- バレーノ
- SX-4 S-CROSS
- スイフト
- エスクード、エスクード2.4
一方で、ホンダのフィットと言えば、ハイブリッド仕様で燃費世界一を獲得したこともありますよね。
※後ろでも触れますが、トヨタのアクアにすぐに抜き返されましたが・・・
で、ホンダの場合、他社との共同研究開発や、資本提携はほぼゼロです。
※部品メーカーなどとは一緒に研究開発をするケースはあります。
つまり、「他社からの燃費などの性能をチェックされること」は、ほぼないです。
ただ、ライバル会社のクルマを買ってきて、計測したり、分解したりして他社研究をよくするので、他のメーカーが調べるケースもありますが。
今のところ、ホンダの燃費データに関しては、不正がないでしょう。
本田宗一郎さんの時代から、工場で出た汚れた水は綺麗にして返すなどのしっかりした会社ですので、燃費の不正をするような会社ではないはず。
クルマやバイク、機械いじり、そういったことが純粋に大好きな技術者集団だと思いますし、ホンダには熱い技術者魂で不正に手を出さずに頑張っていって欲しいですね。
フィットの連続リコールでは大変でしたが、包み隠さずに対応していたのでホンダは大丈夫でしょう。
ハイブリッド、CVT、MTで燃費が違う
ところで、トランスミッションのタイプ毎にも燃費って違いますよね。
現行のフィット3だと、
- ハイブリッド
- CVT
- MT
の3つがラインナップされています。
ここで、クルマに馴染みのない方々のために、トランスミッションは日本語でいうと変速機で、一般的にたくさんのギアで構成されます。
CVTはスチールベルト式やゴムベルト式ですね。
この変速機の主な役割は、エンジンからの動力を走行条件に適したトルクと回転速度に変換してタイヤに伝えることです。
さて、各ミッションの最高燃費を見てみると、
- ハイブリッド:36.4 km/L
- CVT:26.0 km/L
- 6MT:19.0 km/L
となっています(JC08モードで)。
フィット・ハイブリッドの燃費って36.4 km/L と凄いですよね。
他のミッション・タイプより10 km/L 以上も燃費が優秀です。
ただし、価格的には40万円近くハイブリッドが割高です。
とはいっても、エコカー減税制度でフィット・ハイブリッドでは、取得税と重量税が「免税」です。
ちなみに、私の フィットRS(6MT)はエコカー減税が対象外で、かすりもしません(泣)。
ホンダの新ハイブリッドi-DCDって??
ところで、トップクラスの燃費を誇るフィット・ハイブリッドでは、ホンダの最新技術である「i-DCD」というハイブリッド・システムが採用されています。
ここで、i-DCDは、インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブの略です。
このシステムは、モーターとデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を活用し、
低燃費とスポーティな走りの楽しさを両立
するシステムを目指して開発されたようです。
i-DCDの詳細な解説は他に譲りますが、このシステムの開発は非常に難航したでしょう。
詳しい解説はコチラ->
発売当初、このシステム絡みでリコール続きだったことが、このシステムの開発の難しさを物語っています。
とはいっても、リコール問題のニュースも落ち着き、巷では良い噂をよく耳にします。
i-DCDのシステムはかなり熟成されているのではないでしょうか。
ちなみに、このi-DCDは、ヴェゼル、グレイス、ジェイド、シャトル(以前まではフィット・シャトルだった)といった数多くの車種にも採用されています。
個人的にはアコード・ハイブリッドに採用されている「i-MMD」の方が好みです。
ハイブリッドでも乗り手次第で燃費が変わる
先に書いた通り、カタログ値と実際の燃費は異なります。
そして、ユーザーによってもクルマの燃費は大きく変わってきますし、これはガソリン車と同様にハイブリッド車にも言える話です。
アクセルを急に踏んだりせずに優しく運転すれば燃費は良くなりますし、エアコンを極力使わずにいればその分燃費は良くなります。
また、ライフスタイルによって荷物の重量も異なりますし、家族構成によって乗員数も違います。
さらに、細かく見ていくとタイヤの空気圧や住んでいる街の地形といった様々な要因が燃費に影響します。
ここで、燃費を良くするためのポイントをまとめてみます。
「運転前」
- 総重量をできるだけ軽く
これはすぐにイメージできますよね。不要な荷物を降ろすことで、燃費が向上します。
ちなみに、10 kg の荷物を降ろすことで、100 km の走行時の燃料ロスを約30 cc 改善できるそうです。
- 賢いルート選択
日頃の生活でできるだけ走行距離が短くなるルートを意識することも重要ですよね。
ちなみに、最近のナビですと、渋滞状況に応じて経路を選択してくれます。
渋滞の少ない経路を通れば、一時停止の回数を減らせて燃費を向上できますよね。
「運転中」
- 一時停止を極力避ける
0 km/s 発進の数を減らすことで、燃費が良くなります。
- アクセルは優しく
急な加速は燃費の悪化に繋がります。また、AT車の発進時は、クリープ現象でソロソロと動き始めてから、優しくアクセルを踏みましょう。
- 一定速度とエンジンブレーキ
加速とブレーキを頻繁に繰り返すと、燃費が悪くなりますので、一定速度を狙いましょう。
そして、前方の状況に応じてエンジンブレーキを活用して減速しましょう。このとき、燃料の噴射がカットされ、燃費が向上します。
ちなみに、フィット・ハイブリッドの場合、モーターを介して減速時の回生エネルギーを回収し、バッテリーを充電しています。
賢いですよね。
- エアコンの使用を避ける
A/Cスイッチをオンにすると、エアコンのコンプレッサーが作動し、その分のエネルギー消費が燃費に影響します。
「メンテナンス」
- タイヤの空気圧や点火プラグ
タイヤの空気圧は燃費と強く関係しますので、適正な空気圧を維持しましょう。
また、販売店での点検を怠らず、点火プラグなどの消耗品のチェックを定期的にすることをお勧めします。
以上、燃費を良くするためのポイントをまとめてみましたが、安全運転に気を付けて実践しましょう^^
フィット・ハイブリッド VS アクア
さて、現行のフィット・ハイブリッドが登場してから間もなくして、トヨタが対抗して出してきたのがアクアです。
アクアの燃費は37.0 km/L というスペックを誇り、フィット・ハイブリッドの燃費 36.4 km/L を凌いでいます。
フィット・ハイブリッドの燃費世界一は束の間でした。
とはいっても、燃費の差はたった600 m ですし、そもそもカタログ値と実燃費が異なるので、この差の影響は非常に小さいですよね。
要は、乗り手次第だと思います。
ちなみに、フィット・ハイブリッドとアクアではハイブリッド・システムが全く異なり、アクアではTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)が採用されています。
両者ともコンパクトなハイブリッドカーでライバル関係ですが、私的には、フィットの居住空間は広く感じられて使い勝手が気に入っています。
ホンダは、センター・タンク・レイアウトという燃料タンクを車両中央に配置して、居住空間を広くする特許を持っています。
燃費だけじゃなくて使い勝手もすごく重要で、クルマ作りって大変ですよね。
ハイブリッドをはじめ、フィットの実際の燃費は??
ここまで、ホンダの看板車種「フィット」について書いてきましたが、最後に実燃費についてまとめてみます。
ここまで引っ張っておいて反感を買いそうですが、結論としては、
「乗り手や地域によって異なる」
です(笑)
とはいっても、巷のフィット乗りの話やインターネットでのデータを見る限り、上手く乗ればフィット・ハイブリッドの実際の燃費は31、32 km/L で落ち着くのではいでしょうか。
中には、「カタログ値を超えた」や「20 km/L 以下」といった話もありますが、28 ~32km/L でしょう。
※地域やドライバーによっては、20km/L前半もありえます。
そして、燃費という観点だけでなく、様々なファクターを考慮し、トータルのコストで考えるのが一番重要なのではないでしょうか。
例えば、
- 初期投資(約40万円高)の元を取れる??
- エコカー減税を考慮すると、どうなる??
- 走りの楽しさをお金に換算すると??
などなど。
私の独り言ですが、1.3 Lのガソリン車を賢く乗った方がハイブリッドよりトータルの投資金額でも実際の燃費でも上回れそうな気がします(笑)
とはいっても、
技術のホンダの最新技術が凝縮されたフィット・ハイブリッド。
燃費だけじゃなくて、走る楽しさもしっかりというよりもかなり追究されています。
そして、フィットの居住空間は素敵です。
ホンダのMM思想が強く宿っていますからね^^
また、ホンダが燃費不正に手を染めることはないはずです。
ハイブリッド、CVT、MTとせっかく幅広いラインナップがあるので、いろんなフィットを乗り比べて、自分に合ったモノを選べばいいのではないでしょうか。
私のオススメは、やはり、フィットRSです^^
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