検証!フィットの燃費は高速で不利なのか!?
目次
高速道路のフィットの燃費ってどうなの!?
カタログ値で36.4 km/L というトップクラスの燃費を誇るフィット・ハイブリッド。
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GWやお盆休みに、高速を使って愛するフィットとの遠出はサイコーですよね。
そして、楽しい長旅とは言え、ガソリン代が気になる昨今。
今回は、高速にフォーカスして、フィットの燃費を見ていきます。
高速は空気抵抗がキモ
お盆休みが終わったところですが、来月はシルバーウィークを控えてますね。
サラリーマンの方々は、とても楽しみなのではないでしょうか^^
さて、長期連休となりますと、我々フィット乗りは家族で遠出♪ですよね?
フィットの低燃費と荷室を考えると、フィットは長旅の最高の相棒ですよ。
さて、高速状態のクルマの燃費って空気抵抗がキモって知ってました?
なんと、クルマの空気抵抗って速度の2乗に比例するんですよ!!
つまり、「速度が2倍になると、空気抵抗は4倍になる」、ということです。
例えば、車速が 50 km/L と 100 km/L では、100 km/L の時の方が空気抵抗が4倍も大きくなっちゃうんです。
空気抵抗、恐るべし!!ですよね。
で、トラックって図体がかなりでかいですよね。
つまり、空気抵抗が凄く大きいってことです。
しかも、高速道路を使って大量の荷物を遠くに運ぶので、空気抵抗は大問題ですよね。
↓そこで、注目されているのが、コレです↓
画期的~、ですよね^^
コレすごいんですよ!!後方のトラックの燃費が約15%も改善できるそうです!!
(燃費UPについては、ココでも書いてます->魔法の燃費術!蘇る旧型フィット!)
理屈は容易に予想できるとは思いますが、後方のトラックの空気抵抗が低減されるからなんです!!
自動・隊列走行と呼ぶそうです。
〈自動・隊列走行のPOINT〉
- 空気抵抗を減らし低燃費を実現
車間距離4mで走行するため、空気抵抗を減らすことができ約15%の燃費向上が図れる。- 慢性的な高速道路の渋滞緩和
複数台が加減速を同時に行なうことで、余計なスペースが生じず、渋滞緩和に結びつく。- ドライバーの疲労度を軽減可能
隊列走行時は全車自動運転になる。長距離でも、ドライバーの疲労を軽減でき安全。
この技術を高速道路の全車両で実現できたら、サイコーじゃないですか??
クルマ好き・運転好きが急減少中微減の昨今、嬉しい人が多いのではないでしょうか。
燃費も向上するし、運転の疲れも無くなるし、パパとママは大喜び(笑)
グーグルやアップルもこういうの絶対実現させにいきますよ。
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フィットよりもグレイスが優秀?
さて、フィット、ヴェゼルとi-DCDシステム搭載のハイブリッド車が登場した後、すごく低燃費なセダン「グレイス」が出てきましたよね~
フィットとグレイスのカタログ燃費を比べると、
フィット:36.4 km/L
グレイス:34.4 Km/L
なんです。
グレイス、燃費凄いです。
しかも、フィットよりもグレイスの方が車両重量がけっこう重いのに。。。
これは、セダンタイプの方が空気抵抗の面で有利、ということがかなり効いていると思いますよ。
しかも、セダン形状であるため、高速走行時の安定性がグレイスの方が優秀です。
ところで、ホンダ自慢のスーパーカー「NSX」のリアのオーバーハングも空力のためですよね。
高速走行時の安定性を確保するためだとか。
NSXのグイッと伸びたお尻は特徴的ですよね。
ちなみに、「NSXの突き出たお尻は、ゴルフバッグを詰めるため」、とプレゼンされてるとか、されてないとか(笑)
スポーツカーであっても、ユーティリティも重要ですものね^^
空力は燃費だけじゃない!
さて、ここまで述べてきましたように、空力って燃費にとって最重要課題の1つなんですよね。
でも、それだけじゃないんです。
レースの世界でも、空力は大切なアイテムの1つなのです。
まず、上でも述べました通り、空気抵抗は速度の2乗に比例します。
つまり、ある一定レベルの速度を超えると、空気抵抗が十分に大きくなり、クルマの速度が頭打ちになります。
要するに、それ以上速く走れなくなるわけです。
でも、そこで活躍するのが、スリップストリームという現象です。
このスリップストリームってご存知でしょうか?
これは高速域で走行中の物体の後方に、空気の渦が発生して、その渦の周りの物体が吸引される現象です。
しかも、この効果に加えて、この状態では後方のクルマの空気抵抗が低くなっています。
つまり、スリップストリーム領域にいるクルマは、渦に吸引されつつ、空気抵抗がより低い状態で走れます。
要するに、この後方のクルマは、より低いパワーで通常と同じ速度で走れるのです。
そして、スリップストリーム領域を脱出すると同時に、余剰のパワーで加速して相手を追い抜くわけです。
ただし、かなり近い距離まで前方車両に接近しないと、スリップストリームの効果は十分に得られません。
お互いの運転技術を信頼できていないと、実現できない芸当です。
すなわち、我々凡人ドライバーは危険なので、スリップストリームはやらない方が良いということです。
いや、やっちゃダメですね(笑)
空力シミュレーションが燃費の鍵
ところで、クルマって空力なんかよりも、デザインがしっかりしていないと、お客様が振り向いてくれませんよね。
一般のお客様に、空力がどうのこうのと言っても、イマイチですよね。
でも、ライバル社との燃費競争が激化する中で、空力も全然無視できません。
つまり、クルマ作りでは、デザイナーと空力技術者の間で、論争やケンカが勃発しちゃいますよね。
で、話し合いだけならまだしも、ボディ形状の作り直しを何度もする、なんてイヤになっちゃいますよね。
そこで、コンピューターを使って、空力の効果をシミュレーションしつつ、デザインもチェックするのが、王道ですよね。
というより、常識です。
シミュレーションである程度確認してから、実物でテストをすれば、お金も時間もより小さいコストに抑えれます。
しかしながら、
- シミュレーション結果が実際と異なってしまう
- 空力のシミュレーション計算に膨大な時間が掛かってしまう
という問題があるんですよね。
最近なんか、スパコン「京」なんかを利用しちゃおう、って話もありますよ。
(ココ->超高速計算が起こす“新・産業革命” 〜スパコン「京」のひらく未来〜)
上で紹介しました「自動・隊列走行」なんかもコンピュータの進歩の賜物ですが、空力といった開発段階でも、コンピュータ技術がクルマに詰め込まれているんです。
そして、コンピュータとのインターフェイスも進化してきてますよね。
例えば、
ホンダのインターナビ!!
これ慣れるのに時間かかりました(笑)
ちょっと使いにくいかも。。。
さらに、さらに、タッチパネルと言えば、テスラさんですよね!!
あの圧巻のデカいタッチパネルは、凄すぎです。。。
フィットの燃費はもっと伸ばせた
さて、ココ->「新型フィット誕生!独創的なハイブリッド!価格は?」にも書いてますが、アクアの車高ってフィットに比べると 80 mm ほど低いんですよね。
この差は、高速道路での実燃費対決で効いてくると思いますよ~
でも逆に、ホンダはフィットの車高を高くした分、居住空間を過ごしやすくしているんですよね。
高速道路とかでの長旅だと、やはり、広々したリラックスできる空間の方が良いです。
当然ですよね。
背の高い荷物も積みやすいですし^^
車高を低くすることで、フィットの燃費をもっと稼げたとは思いますが、そこはホンダのユーザーの視点に立って考える、というやつですね。
人間を想った設計ってわけです^^
以上をまとめると、
- フィットはグレイスに比べれば、ボディ形状的に高速域は不利
- アクアよりもフィットの方が車高が高く、これもまた不利
ではありますが、クルマ作りは燃費だけじゃないですからね。
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